※ツァガーンサル(旧正月)が終わると、モンゴルも春と言われていますが、確かに最近グッと暖かくなって過ごしやすくなってきました。と言っても、外の気温はマイナス9度〜7度なのですが、ツァガーンサル前のマイナス30度の時期に比べると格段に暖かく感じます。
そんな春が近く感じる日に、ウランバートルから1時間ほどの田舎にドライブに行ってまいりました。夏の草原も素晴らしいけど、冬の雪原を車で走るのもなかなか楽しいものです。
夕暮れ時だったので、車も少なく、ドライブしていると果てしないモンゴルの雪原を独り占めという感じです。丘の上に立っているオボー(祭事場)では時計周りに3回まわりながら、3回小石を投げて、ドライブの安全を祈ってきました。夕日が射しているオボーは、なんだか神々しくてご利益もありそうな感じ。
ゲルに立ち寄ると、いつもまず「お茶飲むか?」聞かれます。全く知らない外国人が突然訪ねて来るので、遊牧民も最初は少し珍しそうな顔をするのですが、すぐに笑顔で気さくに話しかけてくれるのです。
「今年は、雪が少なかったし、そんなに寒くなかったので過ごしやすい冬だったよ。家畜も皆元気だし。」と話していた若いご夫婦も始終笑顔で、夫婦円満の様子。見ていると羨ましくなってしまいました。奥さんが食事を作っている横で、旦那さんがジャガイモを切ったりとさりげなく手伝っていて優しいなあ・・。
牛を飼っているゲルを訪ねてみると、おじいさんとおばあさんが、なんと子牛と一緒にゲルの中で生活していました。聞いてみると、6日前に生まれた子牛のようです。まだ、外は寒いのでゲルの中に入れないと風邪をひいてしまうそうです。子牛って本当に可愛いの。すごく大人しくて、立つのがまだ億劫のようでヨタヨタしているし、つぶらで真っ黒い目には長い睫毛がバサバサと縁取っているのです。おじいさんも、子牛のことをまるで自分の子供でも見るような優しい目で見ていましたよ。可愛いんでしょうね〜。
帰りは、山の上に大きく見える綺麗な満月を眺めながらの雪原ドライブ。冷たい空気がキリリと澄んでいて、ウランバートル生活で少々疲れた気持ちがスッキリいたしました。冬のモンゴルは、どうしても外に出るのが億劫だけど、たまには田舎の澄んだ寒さの中に出かけていくのも良いものですね。 |