※雑誌「Gyalbaa(ギャルバー)」のオフィスを訪ねた時に、オーディションに来ていた女の子から日本語で話しかけられました。その女の子が、ズカちゃんです。
あまりにも日本語が上手なので、聞いてみると、東京大学大学院の2年生で教育についての研究をしているとのこと。今回は、その研究のために一ヶ月程、モンゴルに戻ってきていると話してくれました。モンゴル滞在中に何か思い出になることをしてみたいと、雑誌「Gyalbaa(ギャルバー)」のモデルのオーディションを受けに来たそうです。(このオーディションにも合格したので、2006年6月号(No.23)のGyalbaaの73ページに彼女の写真が載っています。)
またズカちゃんは、ショーモデルにも興味があるということなので、それじゃあ、私の知っているデザイナーさんを紹介しますよ。と彼女をオフィスに連れて行ったところに、通りがかったミスモンゴリアの「ソドゥトヤ」さんから直々に今年のミスモンゴリアに応募してみませんか?と声がかかったのです。
そんないきさつがあって、急遽、途中からミスモンゴリア候補としてリストに載ることになりました。しかし、ミスモンゴリア候補達は、有名なファッションモデルが殆どですし、少し背の低いフォトモデルも有名タレントのミュージッククリップに出て活躍している女性達です。
プロモデルの女性達よりも約1ヶ月遅れて参加することになり、その上、ウォーキングもモデル経験も無いズカちゃんは、最初、皆の中に溶け込めずにとても辛かったようです。準備期間も10日ぐらいしか無かったのですが、毎日一生懸命にウォーキング、ダンス、ヴォイストレーニングのレッスンを頑張りました。一番大変だったのがウォーキングで、他のトップモデルと同じようなウォーキングをたった3回の指導でマスターしなければならない状況だったのです。
ミスモンゴルコンテストで着用のドレス4着は、全て自前ですし、ヘアメイクも自分でアーティストを頼まないといけないのです。ですから、ある程度のお金が用意出来ないとミスコンテストには、参加出来ないものなのですね。
他の候補達が、オーダーメイドで沢山のドレスを作っている中、ズカちゃんは、以前から持っていたドレスやレンタルを利用したり、デザイナーのおばさんに頼んで安くドレスを作ってもらったりと出来るだけ出費を抑えました。
ミスモンゴル2006年のコンテスト本番では、素晴らしいウォーキングと美しいドレス姿を披露してくれましたよ。私としては1位をつけたいところですが、才能のある女性ということで、「ミスタレント賞」を受賞しました。順位で言えば、5位くらいでしょうか。トップモデルばかりのミス候補の中で、素人のズカちゃんがここまで頑張ったのは、本当に凄いことだと思います。
将来は、モンゴルの子供達の教育に力を入れたいそうです。夢は、子供達が勉強だけではなく、彼らの個性や才能を早くに見つけて、それを伸ばしてあげる教育がしたいのです。と話してくれました。
今のモンゴルでは、勉強だけを詰め込むような教育で、それ以外の芸術や音楽、スポーツ等を学ばせるのにお金をかけることなど贅沢のようです。ですから、リーズナブルな金額でそれらを学ぶことが出来るような「教育センター」を作ることが、彼女の夢なのです。努力家で才色兼備のズカちゃんなら絶対に夢を叶えてくれるでしょう。 |