※モンゴルの春は、モンゴル人が一番嫌いな季節なのです。風の強い日が多くて、砂埃の季節ですから。大地も乾燥した茶色い土と枯れた草、花も全く咲いていません。日本の「春」のイメージとは違いますけど、それでも家畜の赤ちゃんもたくさん生まていますし、子供達も大地を駆け回っていて、生き生きとした春のパワーを貰ってきました。
私が訪ねたゲルでは、山羊の赤ちゃんがたくさん生まれていましたよ。家畜の赤ちゃん用の柵の中に入ってみると、仔山羊達が次々寄ってきて、髪の毛を噛んだり、服を噛んだり、指を吸ったりして、可愛いの。たぶん、お母さん山羊が放牧に行ってしまったので、お乳を吸いたくても吸えないから、私の髪の毛や指を代わりに噛んでいたんでしょうね。私が、歩くと子山羊達もポタポタと後をついて来るのが可愛くて、思わず連れて帰りたくなってしまいました。
遊牧民の子供達も厳しく長い冬が終わり、春の訪れが嬉しいのか、笑顔をたくさん見ることが出来ました。ゲルの周りでお友達と一緒に走り回っていたり、自転車に乗ったり。遊ぶときはタップリと遊んで、お仕事の時間には、小さい子供でもお母さん、お父さんのお手伝いをしっかりとするんですよ。モンゴルの子供達は、実に働きものです。
また家畜の赤ちゃんが生まれると、母家畜は、乳を出すようになるので、春は乳製品作りが開始される季節でもあるのです。これから夏にかけてさまざまな乳製品が作られます。ゲルにお邪魔すると、きっと作りたての乳製品でもてなしてくれることでしょう。
まだモンゴルの大地は、カサカサで茶色いけど、子供達も家畜も元気一杯。これから初夏にかけて、雨が降り、草が伸びてくると美しい大草原に変わり、仔馬達の生まれる季節でもあります。その頃にまた、初夏のモンゴルを紹介させて頂きますね! |